自作塗装ブースを作る。

かれこれ10数年前に模型をやっていた時期が僅かながらあって、辞めてから結構な時間が空いて忘れていたんだけど。不意に目覚めてしまった。
以前は金のかけない初心者丸出しのやり方ではあったんだけど今回はしっかりやっていこうと決意をした。
でまぁとりあえず塗装ブースがあるに越した事は無いと思うので制作過程を書いていきます。

塗装ブースとは?

塗装ブースは字の如く塗装をする為のスペース。
塗装にはラッカーやエナメル塗料を使用するので部屋で使うと匂いや染料が付着するのでクレームの嵐です。
塗装ブースがあれば換気扇から吸い込んで屋外に排出出来るので部屋でも塗装が出来る。
昔はこんなのあったんかな?まぁあってもめちゃくちゃ煩くてたいして吸わなかったんだろう。先人の知恵には驚かさせる。

塗装をやるにあたって。

今回の制作には独自のオリジナルアイデアはありません。
全て他の方々の制作過程のブログ等を参考に作っていますので新たなアイデアを探している方には時間の無駄になってしまうのでご了承ください。

まずは換気扇。

いろいろ調べるとパワーに比例して音も増幅されるので多くの方が使っているこの換気扇に。まぁ初心者な訳だし四六時中塗装する訳でも無いんで無難な方をチョイス。
グレードを上げると電気配線が専門的になるので注意が必要。
このタイプは別途電源コードを差し込むだけでOKでした。コード合わせて6500円ぐらい。

土台探し。

塗装ずみブースの土台はある程度のスペースのある箱、衣装ケースやカラーボックスでも大丈夫な気がしますが一応お手本に習ってMDF材をチョイス。
ホームセンターで寸法にカットしてもらいました。2000円ちょいぐらい。

組み上げ。

カットしてもらったMDF材を組んでいきます。
この素材はネジがNGらしく無理にやると割れるようです。
なので木工用ボンドで接着。不安はあったんですが結果的にしっかり接着できたので問題無い。あとはコーナークランプで90度を維持させて下さい。まぁ当たり前か。

あると便利なコーナークランプ


何故か寸法が合わない。

自分は結構雑な性格で適当に組んだのが悪かったのか他の人の完成品のようなサイズ感にならない事態に。
寸法は間違って無いと思うので組み上げの際、設置面を間違えたのかも知れないですね。
でもまぁ隙間があるわけでも無いのでこのまま行きます。

換気扇を設置。

上面に当たる部分に換気扇から空気を吸い上げる穴をカットします。
それ用の機材があれば楽なんですが自分は持ってないので四隅を電動ドリルで穴を開けてノコギリでカット。
その際クランプで固定させるのが楽。自分のは100均ですがあって良かった。

注意点としては換気扇の外枠でカットするのでは無く内側大体2,3cmでカットします。換気扇本体を支える場所が無いとどうにもならないので。

換気扇の設置は通常は底側から固定させるらしいんですがまぁ正直面倒そうなんで上から置いてネジで固定しました。
もうこの辺からかなり適当になってます。
固定さえしっかりできていれば上からでも問題ないです。
もしかしたら排出量に差が出るのかも知れませんので検討の上決めてもいいかもです。

仕切り板を設置。

この塗装ブースの特徴になっているのがこの仕切り板でこれがあると空気の流れが限定されて排出量のパワーが上がるとの事。吹き返しを無くすらしい。
これ無いときついですよね。

でまぁ設置する訳なんですが寸法がずれて組んでいるんで板の側面に空間が出来てしまいました。
もう無理矢理なんだけど横には窓に使う仕切り板テープで固定。で、風量を見ながら角度を決めて設置しました。

一応汚れ防止の為に新聞紙を巻いてあります。

排出ルートを確保。

後は室外への排出のルートを作り上げるだけです。
ダクトホースをアルミテープで固定。
窓枠にはプラダンに穴をあけてアタッチメントをはめこみます。結果的に問題がなければOKでやってます。

ぐるぐる巻き。

試運転。

当たり前ですがしっかり動きます。音も煩いレベルでも無く鳴ってるなぁぐらいのレベル。
家族が別室なら特に問題無いレベルかなと思います。
排気も仕切り板の上下から空気の吸い込みもあるので問題なさげですね。

実際使ってみた感想。

結論から言うと素晴らしいです。
ラッカーのサーフェイサーを吹いてみたんですが特に匂いが残る事や吹き返しがあったりする事も無く非常に良いです。
吸引の力の加減は分からないですがサーフェイサーで大丈夫ならエアブラシもいけるっぽいのでとりあえずは安心といったところです。諸々の費用は13000円ぐらいです。


終わりに。

長々と書きましたが塗装ブースの作成は以上となります。
思ってたよりかはスムーズにいったかなぁと思います。
今のところ非常に調子も良く稼働しているので是非トライをお勧めいたします。

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